ピアノの先生のこと
Posted by nacos (Admin) Tue, 17 Feb 2009 14:18:43 GMT
ローマン先生のことは、母の友人を通して知りました。先生の評判はいつも耳にしていました。私はローマン先生と実際にお会いして、その親しみやすい人柄がすぐに好きになりました。そして、週に一度のレッスンを受け始めることになりました。
ローマン先生は基本を重視する先生でした。その為、最初の数か月は、音階練習ばかりやらされました。本当に退屈でした。しかし、良いピアニストになるためには、それが必要なのだということをおそわりました。
初めての発表会では、サンサーンスの「白鳥」を弾くことになりました。私はこの美しい曲が好きでした。しかし、発表会のことを思うと心配でした。私は、毎日毎日、練習しました。
発表会で生徒はステージ下の最前列に座らされました。私 は緊張して順番を待ちました。私の前に弾いた8才の女の子は大変上手でした。そのすぐ後に弾く高校生の私が、彼女より下手くそと思われたくなかったので、 私はますます緊張しました。そしてついに、私の番になってステージに上がりました。スポットライトが当たると身体が震えました。そして弾く前には、頭が 真っ白になりました。ところが不思議なことに、弾き始めると、私の身体は自然と動き出し、「白鳥」を奏(かな)でていました。気がつくと、無事に演奏を終 わって、みんなが拍手をしていました。うまくいったと、一人安堵しました。
あの時の経験は、これからの私の人生を含めても、もっとも緊張した瞬間だったと思います。私はあの緊張感を乗り越えることができたのです。生涯忘れることのできない経験だったと思います。 (JoshuaK)
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