祖父の蘭
Posted by nacos (Admin) Thu, 26 Feb 2009 14:10:42 GMT
蘭の話です。私が子供の頃、祖父はまだ元気に動き回っていました。祖父の趣味は園芸で、植物を上手に育てる才能がありました。特に蘭の花が好きで、祖父の家には蘭の庭がありました。毎日、祖父はかかさず蘭の世話をして、見事な蘭を咲かせていました。
しかし、うまく育たなかった球根は、ごみ箱に捨てられていました。ある日、私は、偶然、ごみ箱に捨ててあった球根を見つけて拾い出しました。「これは生き返る」と直感したからです。祖父はそれを見て、「その球根はもう死んでる」と言いました。しかし、なぜか私は、その球根に愛情を感じました。そして、家に持ち帰って庭に植えました。その後、そのことは、すっかり忘れていました。
20才になったある日、母が、「あなたは小さい時、庭に蘭を植えたのよ」と言いました。私はそれを聞いて、突然、その時の記憶がよみがえりました。私は庭に出ました。蘭の花が大きくふくらんでいるのを見つけました。蘭の花は、庭の片隅で咲き乱れていました。さらに、カブ分かれをして、数か所で咲いていました。一度捨てられた球根は、命を吹き返していたのです。私の家の庭で、祖父の蘭は今も育ち続けています。 (PaulC)
My Grandfather’s Orchids (Ran)
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